ザ・ペニンシュラ東京 ステーキ&グリルPeterの正直すぎるレビュー他、慎ましすぎる直近のご近所グルメとか
ある朝、東京。
ジョギングしていたら突然、ほんとうに
突然、
スコールのような雨がさーっと、
ほんとうに音もなくさーっと振り始めた。
雨宿りのせいでしょう、歩きゆく人が
瞬間で街からいなくなるくらいの
たっぷりした雨量は、
みるみるうちにアスファルトを濃い色に
染めてゆくほどなのに。
それを感じさせないくらい、驚くほど静かに。
ああ、うまく撮れなかったけれど、
だけどこの感じ、
思わず足を止めて空を見上げた。
まつげを静かに濡らす水滴・・・霧のような。
まるで香港とか、マレーシアとか
シンガポールとか、
南国の冬の雨のようだった。
香りまで、なんだか異国情緒にあふれていた。
あれ?わたし今どこにいるんだっけ?って
すこしの混乱といっしょに。
このあと雨はすぐ止んで、
これもミラクルなくらいに白々しく、
拍子抜けするレレベルですこ〜んと晴れた。
あの雨。
私だけが見てた。
私だけに降った。
とても贅沢な水浴び。
その夜、主治医(歯医者)に誘われ、
なんだかゴージャスすぎるお食事の場へ・・・
はい、
ペニンシュラホテルの
Peter
なんだこのエロキャバレーみたいな内装は!とは
(失礼ながら)
おもいましたが、
主治医が奢ってくれるって〜んだからま、
素直にいただくよね。
だいいちこの↓皇居臨む夜景だけで
だいぶもう気分が良いです。
眞子さまどうかお幸せに・・・
(って家ここじゃないんだっけ?)
そしてテーブルについた瞬間いただくこれ
おしぼりとマスクケースでした。
テーブルに忘れてきたけど、
もらってくればよかった説。
さて、肝心のディナーは、コースのお料理でした。
前菜、
マグロの芥子の実まぶしたタタキのようなもの。
美味。
とてもピントがずれている!
おそらく乾杯のシャンパンが回っているもよう。
クラブケーキ。
美味。
糸よりのグリル。
うん、まあ美味。
鴨のなにか。
・・・おいしくない。
うん、想定内。
というわけで、
とても高価なのだろうし、胡散くさカップル
とてもたくさんいらっしゃったし、
そういう場所なんでしょうけれど・・・
味がもう、全部、超凡庸。
退屈で、サプライズもないし、
滋味もない。
なんでこんな味気ない料理作れるんだ?
体調悪かったのかなシェフ。
まるでたまにお仕事でホテル泊したとき
いただく、宴会用フィックスディナーみたいな
愛のなさ!でした。
がっかり。
せっかくのゴチだったのに〜。
正直、だったら私こっちのほうがだいぶ
幸せ感じるし100パー美味しいな!
(ダリンとふらり立ち寄った串カツ田中!)
というわけでこのレベルの味なら、
どんだけお金持ちになっても
リピはなし、でした。
これなら向かいのパレスホテルに行かれたし。
いや、ペニンシュラなんだから、
ちょっとクレイジーなレベルで量だけは
多かった・・・・懐かしい。
ある日帰省、
昭和デパートで買ったケーキが昭和の女(私と母)の
ツボに激しくヒット!
メロンのショートケーキとかもう、
令嬢のお・あ・じ♡
グルメつながりでコチラも。
ご近所喫茶店のヴォリュームオムライス♡
年に一回くらい食べたくなる、
お母さんがコンディション良いときの
オムライス、みたいな
庶民の味が大好きです、結局(*´σー`)エヘヘ
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【竜飛岬】でお浄土とツナガル。絶品とろ甘ウニ丼とあの曲の正体
以前も書いたけれど、最果てとか最南端とか
最北端とかそういう類の”端っこ”、
突端とか灯台とかいうものは
いわば陸の分断点、大海原への出発点であり、
「この先にまだ見ぬ地が!」
みたいな想像を激しくかきたてる。
そういう場所に弱いっていうのは
もう旅の好きな人間なら、いや、
ロマンティストならば必然なんじゃないか
って思うんです。
だってポルトガルのロカ岬とか、
ありえないくらいの強風なのに世界中から
わりと観光客いつも来てるものね。
(絶対もう二度と来ないと思ったらわりと
近いスパンで数度訪れる羽目になったという
経験あり。コロナ以前が懐かしいわ)
notre-beau-monde.hatenablog.com
というわけで突端好きのわたくしですから、
竜飛岬にももれなく立ち寄る。
言わずとしれた津軽半島の最北端です。
日本人でけっこうこの地の名を知らない人が
いないっていうのは、
間違いなくあの曲のおかげ。
演歌尊い。
と”あの曲”を口ずさみながらやってきた竜飛岬、
あれ?
え?
多分その突端と思われる場所ってこの
鮮やかな弁天さん以外わりと
なんもない・・・?
驚異的に寂れた漁港があるのみであった。
さらに徒歩でこの道の先に進んだら、
なんか岩場のある行き止まり。
なんだこの竜飛岬の無駄遣いは!
いやいや、実は竜飛岬、別に観光地でも
なんでもなくって、
本当に普通の漁港の村なんですね。
勝手に期待して勝手に来る我々に
非があるに違いない。だって
ここに住む人々こそが竜飛岬そのもの
なんだろうから。
実はこの竜飛岬への道中も、
いかにも東北の限界集落、みたいな漁村をたどる
ルートが続き、
お天気もあまりよくなく、そこそこ肌寒く、
夏を終え、来たるべく厳しい冬へのカウントダウンを
粛々と受け入れる北の人々、みたいな空気がもう
そこいらへんに濃密に立ち込めていて、
演歌が東北をモチーフにした題材多いのもう
肌感で納得するわ!みたいな、
どんよりと、しかし激しく郷愁をかきたて
どこか胸を揺さぶるような、懐かしいような
ここにもう世捨て人となって住みたくなるような、
そんなムードにあふれていたのでした。
↓この真ん中の赤いのがさっきの弁天様、
そしてその先は通行止め
ということがわかったのは、
このほんとうの意味で最北端な↑ココを見下ろす、
ちょっと内陸部の
「風の峠 龍飛」
ここにはあの曲の碑があって、一日中ずっと
あの曲が流れています。
それにしても、この曲がガッツリ流行する
その前のことに想いを馳せる。
あの曲の主人公は去ってしまった恋人を想い
今より数段無名だったここに来たわけで。
ちょっと、
それってハードボイルドすぎない・・・?
いい加減恋愛とほど遠い生活している
私からすると、その旅路は驚異的な
執念に思えてしまう。
・・・だから振られたんじゃ・・・
今じゃまあまあ、こんな碑すらあって
あ、龍飛ね、津軽海峡ね、となるけれど、
凍えそうなカモメ見つめ泣くほど厳しい
シーズンに、
女一人旅はさぞやキツかろう。
そんなことを思わせる竜飛岬・・・
そして、マグロ漁師の一本釣り番組が大好きな
ダリン、ここにいらっしゃる全身ピンクの
ワゴン販売のマダムに駆け寄る。
とあるマグロ漁師さんの奥様なのだとか。
なんだかちいさくてきゅっと可愛くて
チャーミングなおばさま、
お話上手でずっと会話が弾む!
いろいろお話ししてたくさんお土産買って
手を振ってお別れした。
「あなた、この子はほんとうにいい子だよ。
わたし毎朝お地蔵さんにお参りしているけど、
この子見てるとお地蔵さん思い出すの。
大事にしなさい」と、
ダリンに向かってわたしを褒めちぎってくださった。
わたし、けっこう各地でこのような
身に余る評価をいただきがち。。。いやほんとに。
ものすごくあっさりした顔してるからかな?フフ
そして、いまいちツーリストっぽすぎるかな?
と懸念しながら、この灯台の食堂に。
すみませ〜ん!アレを食べないと
東京に帰れませんの!
↓アレ。
そう、もう、世界で一番大好きな寿司ネタ、
その名は雲丹。
龍飛近海は雲丹の名所♡
夏には雲丹祭り、みたいなのもあるそうな。
こぶりな丼でいただいたこの雲丹の分厚さを
御覧くださいな。
海藻入りのお味噌汁もとても素晴らしかった!!
海と、空と、山を感じながら、
潮に霞む山道を下る。
すれ違うクルマもまばらで、
ほんと極楽浄土かと思った。
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振り返ればそこに【酸ヶ湯温泉】驚愕の強酸泉を偶然浴びてハッピー☆
奥入瀬渓谷の美しさに感受性豊かなわたし(!)は
もちろんのこと、
なにかと感情粗野なダリンすらもぽわんと
夢心地になって、
ふんわり気分でドライブしてたらいきなり
本当にいきなり!角曲がったら
八甲田ホテルに突き当たる。
さてこの八甲田ホテル、旅慣れた
諸先輩方が口を揃えて「また泊まりたい」と
遠い目で仰る憧れホテル・・・
だけどまあそれは今度にして(!)
こんな山奥にあるんだ〜そりゃ冬は死人出るね〜
なんてのんきな感じでさらにすこし、
ほんのすこし下ったら!!!
え!!!
の文字が!!
日本全国冬になったらこの場所の地名を聞かぬ
日はない、
なぜならば日本で最も雪の積もる場所で
とにかく有名!
寄らない手はない!
・・・というわけで立ち寄る。サクッと。
なんならこの前行った肘折温泉みたいに
街になっているわけではない。
notre-beau-monde.hatenablog.com
この建物こそが酸ヶ湯温泉であり、
酸ヶ湯温泉はこの建物自身でもあるのだ。
だから観光客は迷わずこの巨大な建物に
ずいっとはいればそれで良し。
こういう歴史ある建物みたらもれなく
「千と千尋の神隠し」みたい・・・って思っちゃうけど、
そしてそれは間違いなく正解なんだけど、
その比喩があまりに国民レベルに認知が深く、
かつしっくり来てしまうがゆえに、
一体、千と千尋が公開される前ってこういう建物
どのように形容していたのだろう?と
一抹の疑問が拭えないわたくしであった。
レトロ?とか重厚とか言ってたのだろうか。
情緒ある、とか。
間口も広いが、入るとさらに奥が深い。
ひたすらに奥へ奥へと進んでいくと、中庭がみえる。
わあ!なにこれ学校みたい!
と思いますが、
この窓すべてが湯治のお部屋なんです。
そう、酸ヶ湯温泉は立ち寄り湯だけではなく、
旅館としての機能もある。
ああすてきすてき、
人があるきすぎてツヤすらも出てしまう木の廊下、
どこか普遍的な郷愁を感じさせる古き日本の
温泉場・・・
と悦に入っていたら二階の奥にいよい女湯が
現れました。
もちろん脱衣所から先は撮影禁止だったので
写真はありませんけれど、
それはそれは見事なお湯でした。
ごとき水色に染まるお湯は程よくぬるく、
ぬめりすら感じる肌当たり。
観光的にはハイシーズンかもしれないけど、
もともと東京なんてところから来たら
東北の余りある人口密度の低さ的に
え?こんな独占していいの?みたいな
ガラガラ具合でした。
時間的なこともあるかもしれないけれど、
私とあとひとり、若いお嬢さんしかいなかった
ある日の正午辺り・・・
(しかし湯から上がったら脱衣所はけっこう
混み始めていたから、運も多分にあるかとは
思います)
さらに駐車場もひろいので、ここにクルマを停め、
トレッキングに向かう本気登山装備のみなさんも
多く見受けられました。
朝から山登って夕方ここに泊まって山菜とかの
素朴なお夕飯いただいて、
さらに翌日は湯を浴びて帰る、なんつ〜
羨ましすぎる休日の過ごし方に激しく憧れる。
来年の夏に早速叶えたいに決まってる夢!
どんなに身体を綺麗に拭ってもほのかに肌に
残る硫黄の濃い香りをクンクンしながら、
またもクルマを走らす。
こういう旅の最中についてくる香りとか肌感覚は
抱きしめたいくらい嬉しいメモリーなのだ。
しかし夏のこんなときに来たら
どこかのどかなほどに美しい八甲田だけど、
こんなところで雪中行軍するなんて正気の沙汰じゃない。
戦争なんて絶対にしちゃいけない。ましてや
雪中行軍なんて戦争ですらない、その前段階の
本当に意味のない命令で行われたことなのだから。
・・・と言いつつこの碑からは軍歌みたいな
曲が流れるんだけれど、
これを聞くとつい中日ドラゴンズ応援歌を
思い出してしまう私であった・・・
も〜えよドラゴンズ〜!
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北堀江【チェディルアン】でタイランチバイキング☆大阪ステイの可能性を探る
本当はどんなお天気の日だって受け入れて
その恵みに感謝し、さらにるんるんと
ハッピーな気分で過ごすことができる
という聖人的な境地にはやく達したいし
達さねばいけないような気もしている・・・
けれど、
けれどやっぱりいい天気の日ってそれだけで
最高嬉しい〜イエ〜!!
特に何の予定なくとも、
旅先ではなおのことえ?ボーナス?これって!って
日頃の行いまで肯定されたかのような
すごく突き抜けた気持ちになれる!
う〜ん、文字にしてみると
まだまだ達観の道のりは遠い。けどまあ、
幸せ感じられるならそれはそれでオールOKかな
てわけでおなじみ大阪、
「これが私のアナザースカイ」と言っても
過言じゃないくらい
っていうかもうなんなら私にとっては
渋谷行くよりサクッと訪れてしまう場所。
しかし頻繁すぎて日帰りしちゃうことも多いから、
こうして朝から中之島ランしたり出来るのは
心とスケジュールに余裕がある証拠だったりも。
水都・大阪には、たくさんの水量豊かな川が
ごく普通にオフィス街を北と南に分断して
いたりもして、それがまたものすごく
情緒あるのだ。
パリのシテ島みたいな感じの
この「中之島」という場所は、
なかなかに大阪市のど真ん中にある中洲のような島。
最近は整備もすすんでとてもイケてる感じに
生まれまわっています。
たとえばパタゴニアとか、そういう感度高めの
お店もあるよ。
軽くランしてホテルに戻る。
本当は中之島あたりならばリーガロイヤルホテルあたりを
定宿にすればいいんだろうけど、
(そうしたら朝ランで大阪城まで行けるな)
だけどなにかと長堀〜堀江あたりを根城にしてしまう
わたしであった。
なぜなら色々便利だから!
(ショッピングお茶ご飯友人とのミーティングなど)
というわけでゆりやんレトリィバァさんも推していた
美味タイ料理で友人とのミーティング@ランチタイム
チェディルアン
ここの素晴らしさはランチバイキングの充実!
この3倍いただきました。
品数もバリエーションも豊富だし、
カレーも麺も美味しい!
特に定番のグリーンカレーの濃厚コク旨と
パッタイの爽やかな甘さ、
さらにデザートも豊富なんですってば♡
あまりに食に集中しすぎて料理の写真が最初しかない。
これだけ推しといてカレーの写真もない・・・
ゴメンナサイ。
けど本当に素敵だからまた行く。
というかすでにリピーターですし。
注意点としたら、平日と土日祝日はビュッフェの
お値段が結構な勢いで違うので、
平日狙いがコスパ最強です。
その後はおのおのスケジュールをこなし、
また夕方同じ友人と堀江で大阪喫茶店の定番
ミックスジュース
大阪はドリンクメニューが豊富なので、
カフェイン避けたい族にも優しいです。
ああ、今月末の大阪ステイも結局このあたりに
なりそうな予感満載・・・
本当は新規開拓したいのですけれど!
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奥入瀬でハノーファーを思い出すある日
あれはいつのことだったか、
ドイツのハノーファー郊外を運転していた際、
恐ろしいほどに道路のすぐそばだというのに
こんこんと清涼なる水流るる小川が連綿と
道に沿って続き、
ドイツ特有のほの暗い針葉樹の森の醸し出す
飽くなきファンタジーなアトモスフィアに
感激していたら
「あ、こういうの好き?だったら奥入瀬
行ったらいいよ!」って
同行の年配の先輩に教えていただいた、のが、
奥入瀬を初めて意識したとき。
その日から、
油断していたらあっという間に数年以上の
月日が経ってしまった、
けれど結局来られたからもうオールOK!!
十和田湖東岸から焼山まで14キロにわたる渓流です。
渓流とほぼ同じ高さに歩道と車道があるので(!)
クルマから渓流を観たら、
まるで水面を走っているかのような、
はたまたこのまま川がクルマに
入ってきちゃうんじゃないかとおもうくらいに
水と人、水と生活の垣根が低い場所…
そう、たしかにそこはもう、あふれる水と植物の
讃歌ともいえるほどに濃密なマイナスイオンの
凝縮帯であった!!!
間違いなくハノーファー郊外に引けを取らぬ
スケール感と惜しみない神秘性…
川沿いに遊歩道が整備され、
いつまでもどこまでも水に誘われて
歩いていきたいような気持ちにさせる道でした。
そのまま異界に迷い込んだっておかしくないって
心から思えるほどに渓谷の奥は深いのに
反して駐車場にクルマ停めたらサクッと散策を
始められるくらいに、ほんとうに、
すぐそこにある渓谷!
なんて贅沢!しかもほとんど人居なかった。
(すんごい早起きしたからかもしれない)
アウトドアとかあんまり好きじゃない
うちのダリンですら
「ここは素晴らしい、なんなら白神山地より
よかった!」と大絶賛してたから、
いつかこの近くの星野リゾートに連泊して、
心ゆくまで奥入瀬を楽しむのが夢となりました。
奥入瀬をあとにしてからも
まるで夢のようなドライブと
木々のトンネルが我々を
異界に誘い込むのであった。。。
と思ったらいきなり八甲田ホテルに突き当たる
つづく。
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