神戸、京都、大阪。切ない三都物語
それなりにたのしかったけれど、
それなりにしんどかった3日間の関西出張。
出会いとか別れとか。
何を得た…?
でもほんとは大人になったら、
得るものよりも流れ去っていくことのほうが
多いことに気づいてしまう、
そんな3日間。
神戸、
京都、
大阪。
人に会い、飲み、話す。
同じことをしているのに、
どうしていつも
同じ気持ちでいられないの?
ある濁流が、ある心の地点に注ぎ込む。
溢れそうになる感傷に、
流されまいと必死で立ち続ける
そのことへの脱力、無力。
ふと流されてしまいたくなる、
その甘い誘惑に涙が滲むくらいの安堵を見出す
流れて行きたいのに、
流されることもできない私のちいささと
恥ずかしいほどのプライドに
自分自身が飽き飽きしてしまう。