奥入瀬でハノーファーを思い出すある日
あれはいつのことだったか、
ドイツのハノーファー郊外を運転していた際、
恐ろしいほどに道路のすぐそばだというのに
こんこんと清涼なる水流るる小川が連綿と
道に沿って続き、
ドイツ特有のほの暗い針葉樹の森の醸し出す
飽くなきファンタジーなアトモスフィアに
感激していたら
「あ、こういうの好き?だったら奥入瀬
行ったらいいよ!」って
同行の年配の先輩に教えていただいた、のが、
奥入瀬を初めて意識したとき。
その日から、
油断していたらあっという間に数年以上の
月日が経ってしまった、
けれど結局来られたからもうオールOK!!
十和田湖東岸から焼山まで14キロにわたる渓流です。
渓流とほぼ同じ高さに歩道と車道があるので(!)
クルマから渓流を観たら、
まるで水面を走っているかのような、
はたまたこのまま川がクルマに
入ってきちゃうんじゃないかとおもうくらいに
水と人、水と生活の垣根が低い場所…
そう、たしかにそこはもう、あふれる水と植物の
讃歌ともいえるほどに濃密なマイナスイオンの
凝縮帯であった!!!
間違いなくハノーファー郊外に引けを取らぬ
スケール感と惜しみない神秘性…
川沿いに遊歩道が整備され、
いつまでもどこまでも水に誘われて
歩いていきたいような気持ちにさせる道でした。
そのまま異界に迷い込んだっておかしくないって
心から思えるほどに渓谷の奥は深いのに
反して駐車場にクルマ停めたらサクッと散策を
始められるくらいに、ほんとうに、
すぐそこにある渓谷!
なんて贅沢!しかもほとんど人居なかった。
(すんごい早起きしたからかもしれない)
アウトドアとかあんまり好きじゃない
うちのダリンですら
「ここは素晴らしい、なんなら白神山地より
よかった!」と大絶賛してたから、
いつかこの近くの星野リゾートに連泊して、
心ゆくまで奥入瀬を楽しむのが夢となりました。
奥入瀬をあとにしてからも
まるで夢のようなドライブと
木々のトンネルが我々を
異界に誘い込むのであった。。。
と思ったらいきなり八甲田ホテルに突き当たる
つづく。
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