パリはモロッコ料理食べるところ♫雪のマレ地区・マルシェデザンファンルージュでミントティーをあなたと♡
日本のような島国・単一民族・さらにイスラム教徒の少ない地に生まれ育ってしまうと、
あの強烈なオリエンタリズムにはビビビと衝撃受けた、アザーンって本当にモロッコ中どこでも爆音放送なのね、イスラム装飾ってほんとうにほんとうに緻密で
美しいのね・・・!!!
etc,etc....
同時に、夢中になったのがモロッコの食。
辛さはないのに複雑なスパイスの香りが多重にレイヤードされて、シンプルながらにとても深みのあるお料理たち・・・代表的なのは世界一短いパスタといわれるクスクス
だけど、実はクスクスはイスラムの休日である金曜日に食されるわりとスペシャルなフード、
じゃあマグレブの民は普段なに食べてるかというと、圧倒的にタジンなんだそうだ。
いっとき無水調理鍋として流行ったタジン鍋、
モロッコでは料理そのものをタジンといいます。
日本でいう鍋の概念といっしょね。調理器具のことでも、お料理の名前でもある。
しかし、一旦日本に帰国したらモロッコのようなマグレブ料理というものの選択肢が極端にすくないことに本当にがっかりしたのだった・・・
探しても探してもないし、
あっても微妙に味が違ったり美味しくなかったり単に高すぎたり・・・
しかし、
パリあたりはほんとうにモロッコ料理が豊富!
地理的にもパリ⇔モロッコ近いだけに、ほんとうにそこいらへんでこのようなイスラム文化圏系お食事をいただけるのだ。
なので、ごく個人的なルーティンとして、パリ滞在したら最低必ず1度はモロッコ系飯たべる方向と決めています。
この日のチョイスはその時泊まってた宿から徒歩3分のコチラ
表記はチュニジア料理となっているけれど、チュニジア料理というよりは限りなくマグレブ料理に近い感じ(微妙にちがうんだな)
Chez Hamadi
マグレブ料理のなかでも比較的さっぱりした感じの味、
このとき超絶体調悪かったから、お粥みたいに感じでめちゃ美味しくいただいた。
しかもお店のムッシュがとても感じいいので、旅の疲れが癒やされます。
ミントティーも最高に美味しい♡(マラケシュ式のティーポットサービスであった)
このとき滞在したのはカルチェ・ラタン界隈、
私何度も行って気づいたけど、もともと根がアングラ寄りなので左岸すきかもしれない・・・
右岸でもマレあたりは大好きだな。なんか、
グローバルな価値観持ったフランクでヒップな若者多くて、みんな英語喋れるし、アジア人でも息苦しさを感じさせない(そうじゃなく白人至上主義みたいなところはパリだけでなくヨーロッパでは多分にある)。
そう、で、今日の記事はあの日の記事の続きなんだけど
notre-beau-monde.hatenablog.com
このChez Hamadi行ったあたりから降ったりやんだりしていた雪が
翌日驚くほどの勢いを増したのだった。
え、パリってこんな雪降るんだっけ?!
わ〜、わ〜♡
と、このへんまでは浮かれていたのだけど、どんどん降り積もるパリの雪、
おかげでいつも大混雑(だけどこれもまた行ったら必ず立ち寄りたい)
マルシェデザンファンルージュも驚くほど閑散としていたわ・・・
いつもはこの中のクレープリー?サンドイッチも売ってる超有名店(名物ムシュウがいらっしゃる激ウマスタンドだけどしぬほど行列するから覚悟必要)に行くのが常なのですが、
あいにくの雪のため開いてなかったので、行ってみたくても満席でいつも行けなかったモロッコ料理のスタンドでオーダー(ここも超有名店だ)
大好きすぎるミントティーと、タジンタジンいいながらもチキンのクスクス
店内わたしだけという、コロナ前のパリらしからぬミラクルであった!
し〜んとしているパリも素敵だ、自分だけのものって錯覚させてくれるから。
しかしこの日帰国のフライトだった(!!)私、
あまりの雪の勢いに空港に到達できない可能性を踏まえてタクシーを手配
(Uberは混雑のためすでにパリ〜CDG150ユーロ!とかに値上がりしていた、通常40ユーロしないくらい?だったとおもう)、
出発5時間前にCDGに到着して事なきを得る・・・・
普段市内からCDGは40分程度、しかしこの日はそれでも1時間半もかかった。けれど、私はまだ、マシなほうだったとおもう。だって翌朝見たら、パリ近郊はなれない雪のせいで周辺道路が最長170kmも渋滞したというのだから・・・嗚呼!!!
次々に鉄道も閉鎖されていたし、そもそもこのときセーヌ増水で地下鉄はクローズしていたし。シャトルバスは・・・どうだったんだろう?
この日空港にすら来られなかった人は多かったんじゃないだろうか??
奇跡的にオンタイムで搭乗できたから、エアフラやるじゃん!と思ってたら、なんとそのまま駐機場で4時間待機(!)機内ですよ!
しかし窓から見えるのは凍えた滑走路で必死に働く空港職員の皆さん…しかも泣けるくらい献身的に!
パリジャンは働かない、とか言うけれど、こういうの見ると文句言う気になれるわけもなく、ひたすら熱い想いで応援し続けたわ。
「お願いします、『整備が間に合わないから降りて下さい』なんてばかなこと言い出しませんように!」と切実に祈りながら・・・・
とてもフレンドリーなCAさんと「どうなるんですかねぇ?」なんて世間話しつつ映画2本みたところでやっと離陸。
エアフラいろいろ悪名高いけど、機内食フレンチ美味しいしいろいろアメニティーかわいいしで、私意外と嫌いじゃない!
今日の彼ごはん
チャプチェ、
アボカドと新玉ねぎの塩昆布和え
トマトとモッツァレラチーズ
キムチ
日進デリカテッセンのハム(ペッパー)
その後ダラ飲みに移行し、デザートはコンテみたいな硬めチーズ withはちみつ。薔薇のジャムも。
酔った!
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